観た映画の感想を書いたりしてみる、その50:アルマゲドン2010

ネタバレあり METEOR APOCALYPSE https://filmarks.com/movies/56629

 今回は「アルマゲドン2010」です。いつの映画なのか判りやすくていいね。(誤字修正)
 ちなみに前回のアルマゲドン2009とは関係ない映画だぞ(3回目)
 いやー酷い映画だった。ホントーに酷い映画だった。地球に迫る巨大彗星に開始数分で核ミサイルをぶち込みますが彗星がいくらか砕けただけで、彗星の破片はもちろん本体も地球に落下します。その破片の一つが湖に落下、水が汚染されて水道局に勤めるデイビットは職場の同僚(部下?)のマークに緊急事態だと呼び出されます。行ってみるとマークは水を飲んでいたらしくて、なんか発作だか病気だかで泡を吹いています。すぐ救急隊員が来ますがマークはデイビットと救急隊に電話する余裕があるなら、無理やりにでも飲んだものを吐いたり口をゆすいだりするべきだったと思う。 結局開始数分で貴重なマークは死亡。水が汚染され毒性があることが分かり。さらに奥さんから電話、娘が水を飲んで倒れたと連絡が入ります。マークが残してくれたデータと、救急隊員が忘れてった注射を手に入れたデイビットは家に帰る途中に車の中から電話、データを解毒薬の開発に役立てるためしかるべき場所(国家ナントカ局)に届けることを約束します。
 家に帰ると妻と娘が半ば無理矢理車に乗せられるのをみたデイビット、ここから彼はデータを渡して水汚染からアメリカ国民を救うという重要な仕事をほっぽり出して妻子を探す旅に出ます。ちなみにこのデータ、ちぎれたA4用紙くらいのサイズの紙にプリントアウトされてますがこれさえあれば街の病院にある薬剤で簡単に解毒薬を作れます。妻子を探しに行く前にメールで送れそれくらい!
 で途中のガソリンスタンドで本作のヒロイン枠リンを注射で救ったデイビットはリンの車を借り旅に出ます。以降いろんなところでいろんな事件に巻き込まれますが、最後までリンの過去が語られることはなく妻子と再会直前に特に何もないまま死にます。酷い。
 というかこの映画ストーリーの収拾がつかなくなったり、キャラクターの出番が終わったりすると彗星のカケラが降ってきて善人悪人問わず人が死んだり、混乱に乗じて逃げたりします。結局最後までデータをしかるべきところに渡すことはなく妻と娘に再開、途中に寄った街の病院で作った解毒薬で娘は助かり、偶然来た救助のヘリに発見されめでたしめでたしな雰囲気を出しつつ映画は終わりますが、全く何も解決して無いじゃないか。あと今更だけど彗星って岩じゃなくて小さなちりと氷でできているって前までのアルマゲドンで言ってたぞ! 本体はともかく破片が隕石になって降り注ぐっておかしいですよね?!
 CGも前までと比較しても大して進歩してる様子もないし、脚本も設定も全然ダメダメなのに役者の演技が迫真なのが逆に笑える。でもオススメはできない。