観た映画の感想を書いたりしてみる、その56:アルマゲドン・パニック

ネタバレ少しあり BEFORE THE FALL https://filmarks.com/movies/50025

 今回はアルマゲドン・パニックです。
 そして今回でアルマゲドン〇〇と名の付く映画は最後になります。やったぜw さて舞台はスペインの片田舎。主人公のおっさんアレはバーへ頼まれてたテレビを修理に行きます、でテレビが映るようになると衝撃的なニュースが報道されています。なんと巨大隕石が地球に直撃コースらしいです。うん、知ってた。もはや「いつもの」ってレベルだもんね。
 で続きを聞いているとアメリカとロシアを中心に地球を救うため様々な作戦がとられましたが失敗。最後の希望”ニュートン作戦”を実行しますが効果は得られずもはや隕石衝突による地球滅亡は避けられないとのことです。え?マジで?
 家に帰るとお母さんがテレビを見てます、パニックがこの町だけでなく世界各地で起きていて、そしてそんな中、看守が仕事を放棄したため近くの刑務所で囚人の集団大脱走が起きたことを知ります。・・・まぁ地球が終わるとわかってて仕事する奴なんかそうそういねぇよな。
 で、お母さんの心配はアレのお兄ちゃんの家族です。あー・・・「アレ」って人名なんだけどなんか日本語だと名前に聞こえないのでここから先はアレ君って呼ぶわ。いいよね?
 実はアレ君のお兄ちゃんは町の英雄と呼ばれるほど立派な人物だけど刑務所にぶち込まれるような人間には恨まれているわけで、しかも地球が終わりということでおそらく軍人も警官も仕事放棄してるだろうしお兄ちゃんの家族が悪党に狙われるかもしれない。そう考えると確かに自分たちで守るというのが現実的な選択肢に思えますね。
 ということで二人でお兄ちゃんちまで行きます。テレビがちょうど故障していたので地球が滅ぶのを隠しつつお兄ちゃんの家族を守ることにします。
 うん、このアレ君やお母さんやお兄ちゃんが、実はものすごい科学者だとかアストロノーツだとかそういう話じゃなくて本当に地球が滅亡するまでの間、来るかも分からない悪党から子供たちを守るだけのストーリーです。
 そしてラストでは本当に地球は滅亡します。
 思ったんだけどコレ話が壮大過ぎない?頼りになるものが居ない状況で数日間の間、家族を守るという舞台設定を作るために地球を滅亡させるのは勘弁してもらえませんかね?
 クソ映画というわけではないが、パッケージでSF映画か災害映画だと思っていると、不器用なオッサンの不器用な家族愛を見せられ壮大な肩透かしを食らわせられます。
 パッケージとタイトルとあらすじが揃って詐欺なのでコレもう絶対求めている人のところに届かないヤツだろw