観た映画の感想を書いたりしてみる、その59:シン・アルマゲドン

ネタバレあり EARTHTASTROPHE https://filmarks.com/movies/72797

 今回はシン・アルマゲドンです。出、出たー!シン・ゴジラ発表以降邦題付けるのに困ったら適当にシン・〇〇ってつける奴だー!
 そして映画の出来はそこまで悪くなくてもシン・ゴジラと比べられて残念な評価になりがちなやつだ。もうちょっとマシな邦題無かったのかね。
 物語としては序盤は結構混乱します。最初にカウントダウンパーティーの最中に地震が起こり外に出て空を見上げると何か黒い渦が見えて、文明が崩壊して1年後の世界で目覚めます。主人公のコリンは記憶喪失で時々記憶がフラッシュバックして過去に何があったのかわかってくるので、ある程度映画が進まないとストーリーも設定も何もわからないのでここまで耐えられない人にはもうクソ映画にしか見えないだろう。まあ最後まで見たけど名作とはいいがたいが・・・
 慣れない崩壊後世界で使える物資の調達係に付き合わされるコリン、その時崩壊後世界唯一の悪人であるゴロツキに銃で脅され蘇ったわずかな記憶を頼りに自分のオフィスにあるお金を渡すことになります。いつかは地球が元に戻ると信じているゴロツキは金を手に入れておく方がいいと考えていますが、地球が元に戻っても国が復興するまでは札束は紙切れだし、そもそも地球が元に戻るという保証もないんですけどね。・・・まあ元に戻るんだけどw それ以上にゴロツキは崩壊後特有の災害で死ぬんだけどww
 そして自分のオフィスで偶然会った科学者と話してるうちにコリンは自分がこの地球の破滅の原因になった実験で使われた高性能燃料電池の開発者だったこと、部下が勝手に電池を兵器転用実験をして地球が崩壊したこと、理由はいまいちわからないけど自分は崩壊前の時間軸の自分と記憶を共有できることに気が付きます。
 崩壊後の記憶を使って崩壊前に物資を確保して隠し、崩壊前の記憶で崩壊後に必要な知識を確保する。電子マネーの人かな?
 で、一年間放置されていたとは思えないほど状態のいい実験器具をそろえ地球を元に戻しますがなぜか崩壊したはずの街や死んだはずの人も生き返っています。どうも時間そのものが巻き戻ったようです。
 コリンを除き崩壊後の記憶がある人物も皆無、でも崩壊した記憶を使って崩壊が無かったとすると崩壊を止めた崩壊後の行動はなかったはず。そもそもコリンがパーティ会場にまだいるってことは研究室で実験が強行されているはずでは?あれ?でも?映画の冒頭でもコリンはパーティー会場にいて、でも実験室では崩壊後の記憶があるコリンが実験を阻止するため行動していたはずで、実験室に突入してなかったとすると崩壊後に使った実験器具も確保できなかったはずで・・・明らかなタイムパラドックスが起きてる気がします。
 でも、辛く苦しい崩壊後世界から帰ってこられた喜びからかコリンはそんなこと気にしません。実は裏切ってた部下を殴ってクビにした後、パーティー会場を後にし、崩壊後の世界でコリンを助けてくれた失恋中の女性と家出中の引ったくり少女を華麗に仲裁すると3人でタクシーに乗って優雅に文明の中に去っていきます。
 全体の出来としては・・・うーん、微妙?あとは邦題さえもうちょっとまともならなwそれと今気がついたけどシン・ゴジラのDVD買ったんだけど本編は何度か観たのに特典ディスクは一度も見てないや。・・・まあ気が向いたら見るかな。