観た映画の感想を書いたりしてみる、その73:エンド・オブ・カリフォルニア

ネタバレあり SAN ANDREAS MEGA QUAKE https://filmarks.com/movies/85635
 
 今回は地震災害コメディ映画「エンド・オブ・カリフォルニア」だ。 え?コメディじゃない?でも実際観たらコメディに見えるし良いんじゃない?
 まず冒頭から大地震でロサンゼルスが壊滅します。マグニチュードはなんと12.7!
 12.7にしては原型留めすぎですよね。ちなみにウィキペディアのよるとマグニチュード12.0で「地球が真っ二つに割れる」らしいですよ?このままでは次に来るカリフォルニアを震源地にした地震で西海岸が全滅するらしいですが、本当にマグニチュード12.7の地震が有ったら多分もう壊滅してますよ?
 で、地震砲なる装置を使えば同じ大きさのエネルギーを震源地にぶつけて相殺できるということで震源地の分析が進められるんですが…その地震砲とやらヘリコプターやちょっとしたピックアップトラックに乗るサイズなんですよね。無理やろお前!マグニチュード12.7以上のエネルギーをそんな小さな装置のどこに蓄えとんねん! まあ失敗するんですけど。
 次善の策は900キロ級爆弾で溶岩を噴出させて亀裂を埋め地震を収めるって、無理やろお前!!そもそも亀裂を溶岩で埋めても地震は収まらんし、タール池の底で爆発させたからって900キロ爆弾で溶岩が流れる深さまではヒビは入らんだろ!
 いやまあ、溶岩が噴き出た上に地震も収まるんだけどさ、以上のことから考えられる結論としてはこの映画、地球が舞台じゃないね。
 だって、アメリカで一番の耐震性の建物が崩れる中で向かいの建物は無傷だし、住民がみんな避難した町の道路を車が行きかってるし、ヘリコプターの風が人間には吹き付けてるけどすぐ後ろの茂みは葉っぱ一枚揺れてないし、間違いないだろう、どうだ私の名推理は!
 ・・・災害映画を見たい人にはおススメできないが、コメディでいいなら観てもいいかな。