観た映画の感想を書いたりしてみる、その90:ターミネーター

続編とか出るとつい1から見ちゃうことってあるよね。

 ネタバレあり Terminator https://movies.yahoo.co.jp/movie/13522/

 もはや今更説明要るか?シュワルツェネッガーの「ターミネーター」だ。
 若い!シュワルツェネッガーが若い!まだ30代のシュワルツェネッガーの軽やかな動きが逆にこれ本当に金属製の骨格が入ってんの?と思ってしまうほどだ。
 見直してみて見事だと思ったのはタイムパラドックスとSF描写だ。ジェイムス・キャメロン監督が未来の話ではセットを作るのに予算がかかりすぎるからタイムスリップする設定にしたらしいが未来の映像描写が最低限なので逆にSFのツッコミが起きない点だろう。
 前回感想書いたトータル・リコールもそうだったし、例えば同じシュワルツェネッガー主演映画なら1987年公開のバトルランナーとか「1987年の30年後」が今はもう追い越してしまっているのに、いまだにオーバーテクノロジーの技術が実用化されてる世界で現実ではとっくに旧型になってしまったものが劇中では最新式だったりするというのが面白くなってしまう。
 一方ターミネーターは未来があまり描かれないのでツッコミどころは少なく、タイムパラドックス設定で細部はカバーできるので破綻がほぼ無いんですよ。あえて言うならジョンの血統くらいでしょうか。でも未来でジョンに子供がいる描写は無いし言い方は悪いが一代限りの救世主なら血筋は関係ないんですよね。サラの子供であることは間違いないんだし。
 これは売れるのもナットクですよ。観たことのない人は是非、観たことある人も久しぶりにもう一度観てみてはいかが?