観た映画の感想を書いたりしてみる、その05:ロボクロコ

ネタバレ少しあり

 アメリカ生まれのメカモンスター映画ロボクロコです。
バイオ兵器を研究していた軍事用と思われる人工衛星が動物園の近くに墜落、そこから漏れ出だのは生物をロボット兵器化するナノマシン、そのナノマシンが一匹のワニを殺人兵器へと変貌させる。
 ・・・なんてバカバカしくも無駄のないストーリー展開なんだw
 実在動物系のモンスター映画は人を襲いすぎだと思うことがよくあるがこのロボクロコは兵器なので自衛でも捕食でもなく殺戮そのものを目的として結果大量の被害者が出ていてもストーリー上問題ないのだ(実際社会上は大問題だが)
 でも捕食してないならプールで大暴れした時の被害者が少なくとも画面に映ってただけでも数十人 プールの大きさや混雑具合から見て実際は100人以上はいたと思うんだけど残っていたのは血糊くらい、死体は何処へ消えたんですかね?
 人間側はとにかく被害を抑えようとする動物園スタッフ、自国民への被害は押さえたいが軍事機密漏洩は回避したい軍隊、民間人?知ったことか!ウチの研究成果は無傷で持ち帰るよ な研究者。などある意味テンプレな登場人物たちがドラマパートを展開します。よく言えば王道悪く言えば平凡です。
 映像演出は雑なところもありますがロボクロコ本体は結構力入っています。メカゴジラのようにワニ肌の下から出てくるメカ肌など外見はもちろん、ロボクロコ目線の映像の時、SF兵器のモニターのような感じの映像になる(ターミネーターにおけるT-800目線をイメージしてくれると解りやすい)ので見やすくロボクロコの行動目的が分かりやすいのです。ここはロボ設定をすごくうまく生かしてると思いました。
 買うほどじゃないが暇ならレンタルするくらいはお勧めできる作品です。
 
https://filmarks.com/movies/60743