観た映画の感想を書いたりしてみる、その10:猿の惑星:新世紀(ライジング)

シリーズ3部作
創世記(ジェネシス
新世紀(ライジング) ←今ここ
聖戦記(グレート・ウォー)

ネタバレあり

前回の創世記(ジェネシス)ではなぜ猿が頭良くなったのかが描かれました。
今回の新世紀(ライジング)では増えていく猿と複雑化していく猿社会が描かれます。
次回の聖戦記(グレート・ウォー)では退化する人間とすたれていく人間社会が描かれます。

 着実に数を増やしていく猿の住む山に水力発電所を探して人間が入り込むところからストーリーが動き出します。ファーストコンタクトで発砲事件があったため猿と人間が互いに信頼しきれない状態になってしまいます、で、
 人間側はサルと和解せよ派と、銃弾で猿を追い出して電力取り戻そう派が出てきます。まあ映画では穏健派と過激派が出てくるのは結構ありがちですけどわかりやすくていいね。
 その一方猿側はリーダーであるシーザーが人間と距離を置いて係わらないというスタンスでほとんどの猿が「シーザーに従う」という理由で穏健派です。でも少数派ですが直接人間に動物実験されていた世代の猿の中に人間に強い憎しみを抱く過激派もいます。
 この少数派のなかのコバが頭がキレる奴で暗躍に暗躍を重ねシーザーが気付いた時には時すでに遅し、シーザーは無力化されコバに煽られた猿たちはついに人との全面抗争に突入してしまいます。
 猿の中にも複雑な思想や感情がしっかりと育っていることが丁寧に描かれている良作です。
鑑賞する際はナンバリング順に観るのがオススメ


 http://www.foxmovies-jp.com/saruwaku-r/