観た映画の感想を書いたりしてみる、その13:アイアン・スカイ

ネタバレあり

 「月からナチスが攻めてくるぞ!」
なんとわかりやすくもバカバカしいストーリーだろう、わかりやすいの大好き。
 内容はSFコメディなのにナチス内部では亡きヒトラーの後釜をめぐって後継者争いが起きてたり、アメリカでは選挙戦の裏のドロドロが描かれたり、地球側の国際会議では北朝鮮がなんか言い出したりと風刺がきいてる。
 そして宇宙ナチスに対抗するため地球側は一致団結して合衆国大統領のイカした演説シーンとかが入ったり・・・はしない。 各国が一応、対宇宙ナチスとして使える攻撃手段は持っているのだが持っていたら条約違反なのであるとは言い出せず、結局足並みがそろわないまま最終決戦になだれ込む。なんかこう泥試合感が凄い。ビシッと決まった飛行編隊から接敵、ドッグファイトとかそういうの無いから。
 後ナチス内の技術の差が凄い、宇宙に進出・月面に軍事基地まで築く工業技術を持ちながら電子技術ではコンピューターは昔のSFみたいなデカい奴で、その性能がiphone以下とかいびつなところも多い。
 なんか思いついだギャグ全部ブッ込みましたみたいな感じかな。
 ちょっと笑えないラストシーンだが映画自体は笑えるのでオススメ。

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