観た映画の感想を書いたりしてみる、その18:レッド・ドーン

ネタバレあり 

 アメリカが北朝鮮に占領されます。だが自由を愛するアメリカ国民の若者たちはレジスタンスを組織して占領軍と戦うぞ。
 「アイアンスカイ」とか「バトルシップ」とかで軽く撫でられる程度だった北朝鮮がガチで侵略者として描かれている珍しい作品ですね。北朝鮮は映画の中とは言えついにナチスに並んだといってもいいでしょう・・・言いすぎかな?
 実はロシアが裏で支援しているので北朝鮮独力ではないんですけどね。まあ単独でアメリカ占領できるくらいだったらとっくに半島統一してますよねw
 とはいえ正規軍に対するは主人公の兄貴が軍人であとは素人ばかりのレジスタンス「奴らにとっては占領地だが俺たちにとっては故郷だ」という言葉が表すように市街地や山岳地などで地の利を最大限に生かしたゲリラ戦を仕掛けます。
 町のアメフトチームの名をとってウルヴァリンズを名乗る彼らに占領地下の市民たちが水面下で協力してくれたりしてだんだん勢力を拡大し、ついには海兵隊員が合流し敵の前線基地をたたくことになります。
 目標は暗号機の奪取だけど、暗号機を持っているのは主人公の父親を殺した敵の指揮官です。北朝鮮軍が前線基地として利用しているのが警察署で殺された父親が警察官っていうのも出来過ぎと言えば出来過ぎだけど親父の仇を討つのに署内に保管されてた親父の拳銃が勝利のカギになるあたりはいいと思う。でも兄貴も死ぬ前に拳銃を弟に渡しといてあげようよ。
 後はそうね、市長が市民の自由より生命を優先したのか北朝鮮に降伏しちゃうんだけどその息子がレジスタンスに参加するも途中退場なんだよなぁ、露助にやられる役は別にこの子である必要なかったし父親を改心させるとか親父とは違う道を行くとかもうちょっと見せ場あっても良かったんじゃないかと思う。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/346252/