観た映画の感想を書いたりしてみる、その20:サンゲリア

ネタバレあり 

 今日はイタリア制作のゾンビ映画サンゲリアです。
 ある日湾内に漂うボートが発見され警官が乗り込んで調査しようとすると一人の異様な男(ていうかゾンビ)に襲われ一人が重症、相棒を襲われた警官の銃撃によりゾンビはボートから落下海の藻屑となります。ここで死体の回収ができないので ゾンビだ! とならないのです。
 で、ボートの持ち主が判明し本人が海外にいるのでその娘が呼び出され「え?オトンそんなとこにおるのん?会いに行くわ」となって渡った先がこの映画の舞台の島です。この島で信仰されているのはなんとブードゥー教です。
 世間一般ではもうすでにゾンビってモンスターの一種で そういうもの だと思われていますが実際はブードゥー教に出てくる死んでも働かされる罪人みたいのがいてそれが原型なわけで、噛みついて感染とか頭を破壊しないと倒せないとかはエンターテイメントで分かりやすい恐怖と弱点を設定するために付け加えられた特徴らしいっすよ?
 でもこの映画はゾンビの原点ともいえるブードゥー教というキーワードが序盤で出てきます。ブードゥー教の島でのゾンビ映画ですから他とは一味違うゾンビやゾンビを人間に戻す魔術とか期待すると、まあ裏切られましたよ。
 せっかくブードゥー教とか引っ張り出してきたのに、内容はそこら辺の十把一絡げのゾンビ映画と変わりません。バットエンドだし。あえて言うならスプラッタ要素が強いくらいですかね? もうこんなんなら未開の島の未知の伝染病とかでええやん・・・
 
 グロいのが好きとか、スプラッタがいいという人以外にはあまりお勧めできないかな。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/9216/