観た映画の感想を書いたりしてみる、その23:トリプルヘッドジョーズ

ネタバレあり 

ダブルヘッドジョーズの続編トリプルヘッドジョーズです。
ダブルヘッドジョーズジョーズの続編ではなくオリジナルのサメ映画です。
トリプルヘッドジョーズはそのダブルヘッドジョーズの続編で実質2です。そしてこの作品の続編がファイブヘッドジョーズでこれが実質3です。分かりにくいね。

 で、この映画、ダブルヘッドジョーズの続編ということで借りたけどまったくもってストーリーに繋がりがないのです。もはやなんで「ダブルヘッドジョーズ2」にしなかったのかと疑問に思う。多少習性は違うけど誤差だよ誤差。舞台は海洋研究施設だけど、前作のダブルヘッドジョーズのデータとか全くない、続編なら「前回のデータがあるから大丈夫、楽勝さw」か~ら~の~ とかあっても良かったんじゃないかなとは思います。
 あ、あと途中で頭が一つラチェットで切り落とされて、さらにそのあと切断面から頭が複数生えてくるのでもはやトリプルヘッドですらなくなります。
 そのあともいろいろと粗がありすぎるんだけど最大の粗がラストですね「餌がたくさんあるところにおびき出せば餌と取り合って頭同士が殺しあうはず」とかいう理論を展開するんだけど共食いって普通食い物がない状況で起きるもんだからね?研究者どころか小学校の飼育係以下の知識ってまずいだろ。ラストは囮になった男を噛み殺した後なぜか同士討ちをして死にます。え?ええ?ってなること請け合いです。今まで何十人も食い殺してきたのに何で今更一人分を奪い合って殺し合いなのさ?もうちょっと脚本はがんばれよ。
 前作「ダブルヘッドジョーズ」のほうが食われ役の若者たちの餌ムーブがしっかりしてたし、目上役の教師も知力・体力・勇気を併せ持つダンディだったしある意味王道ともいえるギーグの作戦でサメを退治するという映画だっただけに劣化したというイメージが凄い。奇抜なデザインのサメが暴れまわればそれでいいという人には見る価値があるかもしれない。

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