観た映画の感想を書いたりしてみる、その24:ファイブヘッドジョーズ

明日からちょっと更新止まります、たぶん土日くらいまで。まあ100人も見てないブログだしいいよね別に。

 ネタバレあり 

 トリプルヘッドジョーズの続編、ファイブヘッドジョーズです。ダブルヘッド→トリプルヘッド→ファイブヘッドと増えます。2で始まって3の次は5って分かりにくいな、まあ要はダブルヘッドジョーズ3です。
 今回はとある島が舞台です。半分が海で働きもう半分は観光客というサメ映画の金字塔ジョーズをリスペクトしたかのような舞台設定です。冒頭でボートの後ろに男女五人が横一列に並びます。五つの頭で仲良くお食べと言わんばかりだと思っていると驚いたことに頭が4つしかないサメに食われて5人とも命を落とします。頭が4つならそこは4人にするかもしくは5人いるなら1人だけ生き残らせて貴重な生存者の証言を陸に持ち帰りましょうよ。
 でこれはサメ、しかも特殊なサメによる被害ではないかとにらんだ警察官が島の水族館に意見を求めに来ます。サメ映画の警察官の行動としてはかなり有能なほうですね。最もスピルバーグジョーズも主人公は警察官ですけど、そしてジョーズと違って市長もサメを見ないふりとかしません。というか島の有力者とか映画に出てきません。
 ダブルヘッドジョーズの写真とかも水族館にはあって多頭ザメのいる可能性はゼロではないことが示されます。前作の海洋研究所はこの水族館を見習ってほしいです。
 でもここでスムーズにいったら上映時間が余ってしましますよ、もちろんスムーズにいきません。なんと水族館の館長が「観光客が減ったらお客さん減っちゃって超困る。あ、そうだ!めっちゃ珍しい多頭ザメをとっ捕まえて展示すれば観光客は減らないしウチの水族館も大繁盛間違いなしじゃん!」とゆーわけで殺すな生け捕りにしろと無茶ぶりをしてきます。結果水族館のメンバーの一人が命を落とします。
 それでも館長は諦めず言葉巧みに水族館のメンバーを焚き付け活動方針は生け捕りのままになります。という感じの絵が撮りたかったんだろうけど尺の都合かかなり説得のされ方がチョロいです。そのせいでもう一人メンバーが食われようやく活動方針が捕獲でなく退治になります。
 あ、ところでファイブヘッドジョーズはいつ出るのかというと冒頭のフォーヘッドジョーズが特に何のイベントもなく唐突に頭が1つ増えてファイブヘッドジョーズになります。しかもなぜかシッポの部分が頭に変化します。・・・下のリンクからちょっとパッケージ写真見てもらっていいすか? おわかりいただけただろうか?このパッケージ写真の5つの頭が並んだサメは映画に出てこないのだ。なんてこった。
 で、サメ退治のために水族館の女博士に呼ばれてきたマッチョマン・レッドの用意した武器がソナー、麻酔薬付きの銛、発信機付きの銛、銃器一式、爆雷とかなりやる気に満ちたラインナップ。警察官チームと水族館チームのタッグでサメ退治に乗り出すぞ。
 あ、ちなみに館長はみなの予想通りサメに食われて死ぬのでご心配なく。

 https://filmarks.com/movies/77074