観た映画の感想を書いたりしてみる、その27:アンストッパブル

ネタバレなし 
http://movies2.foxjapan.com/unstoppable/

 実際あった列車事故を基に作られた映画アンストッパブルです。
 正しい意味での「事実を基にしたフィクション」です。たぶんバタリアンより正直。
 家庭問題を抱える新米と雇用問題を抱えるベテランの凸凹コンビが暴走機関車を止めるために奮闘する映画です。
 最初はルーチンワークからくる油断で小さなミスが重なり貨物列車が順路を逆走を始めてしまいます。で、その後でこの列車が燃料と有害な化学物質を満載していること、外部からの減速指示を受けるブレーキのケーブルが外れていること、運転席のレバーが最大に加速する設定になっていること、最大に加速された状態では先にあるカーブを曲がり切れず脱線、燃料集積所地帯に突っ込んでしまうことなどが明かされます。
 二人は本線の隣にある修理用の線路に避難し何とか事なきを得ますが暴走している列車の最後尾の連結器が開いているのをみて自分たちが乗っている列車を連結してブレーキをかけて止めることを思いつき。追跡を開始します。
 事実を基にしてるだけあって荒唐無稽なギミックは一切出てこずそのおかげで最後までドキドキわくわく映画が楽しめます。あえて言うなら停止ボタン狙撃作戦のシーンは失敗するならするでもうちょっと尺割くか尺がないなら全部かっとしちゃっても良かったんじゃないかなと思います。
 超人も超化学も魔法も奇跡もないそんな鉄道マンたちのドラマがギュッと詰まった一本です。オススメ。