観た映画の感想を書いたりしてみる、その29:ビーチ・シャーク

ネタバレあり https://eiga.com/movie/87444/ 

 サメ映画でサメがビーチに乗り上げて人を食うシーンは数あれどビーチを泳ぐサメはこのビーチシャークくらいだろう。しかも何の説明もなく特殊能力持ってるサメも多いサメ映画界において学者先生がきちんとどうやって砂の中を泳いでいるのか説明してくれます。まぁよくわかりませんでしたが。
 サメ映画を水中に血糊撒くだけの映画とか言う人もいるけどこの映画はそんなことはしないぞ、血糊撒く場所は砂浜ですからね☆
 そう見終わって気づいたんですけど水中や水上で食われる被害者がいないんですよ、まあサメだし水に近づかなければ大丈夫だろうと思っているとこの特殊ザメの餌食になるというわけです。舞台となる町では過去に「普通の」サメによって15人死傷者が出てるらしいのでサメに対する舐めプはしてないんだけどビーチシャークがさらにその上を行くわけですわ。しかもようやく退治したと思ったら「こいつはまだ子供、近くに親がいるかも」ってなります。
 気になる点としては電流が流れるだけで爆発四散したり崖の向こう側に背びれの先っぽが見えたはずなのに出てきたら10mもなさそうな小屋に収まりきるくらいのサイズに縮んでいたりしますけど。
 サメの生態こそ荒唐無稽ですけど電流でサメを倒したり、よそで捕ったのサメを持ち込む奴が居たり、最後の決戦でのきめ台詞がサノ〇だったり、最後に生き残ってた小悪党が生き残ってたサメに食われたりと「サメ映画」を意識してるつくりになってるは賛否分かれるかもしれませんがぼく的には良かったですね。
 特殊ザメの出てくるサメ映画の中ではなかなか楽しめる方だと思います。おススメ。