観た映画の感想を書いたりしてみる、その43:28日後…

ネタバレない https://filmarks.com/movies/33503

 今日見た映画は英国映画「28日後…」だ。
 ニコニコ静画の漫画「怒りのロードショー」でも取り上げられていた映画ですね。正直言うとこの漫画で言っていた「ゾンビっぽいけど、ゾンビとは少し違う」というのはどういうものかという興味本位から借りてみたのだ。ちなみにこの漫画の推しゾンビ映画はこのブログのその34で書いた、ジョージ・ロメロ監督の「ゾンビ」のようだが、僕の推しゾンビ映画は「ゾンビランド」です。
 28日後…
 映画の冒頭、ある霊長類の研究所が自称動物保護活動家に襲撃されます。そこに居る猿たちはある危険なウイルスに感染しているため隔離されていたのです。ウイルスの研究はかなり進んでいるらしく、感染経路や症状がほぼ解明されている状態からスタートなのです。自称活動家たちはたまたま居合わせた不幸な研究者にとても分かりやすく簡潔に危険性を説明されますが、ガン無視決め込んで猿のケージを開放、直後に猿に噛まれゾンビならぬ「感染者」になります。人の話は良く聞こうな。
 28日後…
 全く研究所とは完成のない病院の病室で目を覚ます青年ジム。頭に手術痕があることから重傷で隔離病棟にいたらしくおかげで感染を免れたようですが、突然まともな人間のほとんどいない狂暴化した「感染者」だらけの世界に放り込まれます…果たしてジムの運命やいかに。
 さてウイルスについては映画のしょっぱなで説明されますが、ほかの映画の「ゾンビ」とこの映画の「感染者」は結構違いがありますね。
 まず感染力は感染者のほうが圧倒的に高いです。唾液や血液が一滴、口や目や傷口などから入っただけで約20秒で理性を失い狂暴化し感染者となります。やべェ!
 一方で身体能力などは人間と大差なくヘッドショット以外でも胴体を撃たれて死んだり食べ物がないと餓死したりするようです。
 火がついてもそのまま突進したりするシーンもあるので感覚器官が鈍いのかもしくは脳が感染した際に理性と一緒に危機管理能力も消えてしまったのかもしれませんね。
 こうしてみると「ゾンビ」と言い切るのは違う気がしますが…「ゾンビ映画」と分類する人が人がいるのも納得できてしまいますね。
 ちなみにDVD版の映像特典に劇場公開版のラストというものが入っていて、結末が少し変わっているんですよ。この映画、続編もあるみたいですがどっちが正史なんでしょうね? 私はDVD版のほうが好きなのでこっちが正史だといいなぁ
 28日後…