観た映画の感想を書いたりしてみる、その44:アルマゲドン・オブ・ザ・デッド

ネタバレあり 原題:Solid State sm22497928

 今日はなぜかニコニコに予告編が上がってる映画「アルマゲドン・オブ・ザ・デッド」です。
 ちなみにこの予告編 本編の内容の重要なところを7割くらいネタバレしているので、というか本編を見ても解明されるなぞは少なく「たぶんこうなんだろう」と思わせる状態で止まるので、要は予告編がネタバレしすぎなんじゃなくて、本編で謎が解明されないことのほうが問題です。
 まずはプロローグ、1000年前に隕石が落下してその時の衝撃で机の上のモノが落っこちてその中に箱の中に大事そうにしまわれていた鍵が映ります。
 1000年後のアメリカ、昔はそこそこ売れてたけど今はぱっとしない女性アーティストがかつての三人組バンドを再結成させ、復活ライブでイタリアツアーに行くことになります。なぜかのどかな村の民家に泊まるバントとスタッフ。バンドリーダーのエミリーはご立腹、プロデューサーに電話をかけて「何で民家なの!」と怒っています。 いやごもっともっていうかロックライブやる村じゃなさそうだし、かといってそこらの安宿よりは立派な建物だし、「映画の展開上都合がいい」以外にここに宿をとる理由が見当たらないぞ。
 さて一方宇宙から迫りくる巨大彗星を核ミサイル攻撃で粉々にした人類は安心していますがその彗星のカケラがひとつイタリアに落下します。巨大隕石のように一瞬で人類を滅亡の危機に立たせるようなことにはなりませんが、十分大ごとになりますよ。なんせその隕石から出た光に触れるとゾンビみたいな怪物になってしまいます。しかもそのゾンビは他の人間へ接触感染も標準装備です。
 隕石の様子を見に行ってゾンビ化したおうちの隣に泊まっていた一行はコーヒーを分けてもらいに行ったスタッフがゾンビ感染してしまいます。
 隣のおばさんとゾンビの新メンバーと化したスタッフに襲われたエミリーたちは、隙を見て泊まっていた民家を脱出、ほかの村を目指します。逃避行のメンバーは
 ヒステリーだけど実は正義感が強く格闘戦も得意なエミリー
 風水マニアだけど風水を一切活かさずにガンナーにジョブチェンジするシンシア
 おっぱいがおおきいシャロン
 新メンバーのドラマー
このドラマー太ったオッサンがワルぶってるけど色々と振り切れてるバンドメンバーにはドン引きというキャラが弱すぎます。そしてこの他の3人に比べると今イチキャラの薄いおっさんがエミリーとケンカしてパーティーは二つに割れてしまします。
 エミリーは市街地にたどり着きビデオ映像で世界がやばいことを知ったり紙切れを拾ったり聖書を拾ったりしてるうちに、ゾンビにならないために自害したと思われる神父様を発見、その神父様が首から下げていた鍵を持ち出し、そのカギで開いた箱から出てきた不思議な宝石の付いたゾンビ感染耐性とゾンビ特攻の付いた石のナイフを見つけます。まあ刃の部分も石だからぱっと見ちょっと幅の広いメリケンサックに見えるよ。ちなみにプロローグで視聴者にはわかるけどエミリーは初見でよく鍵が重要なことに気がついたね。拾ってた紙切れや聖書に神父様のメッセージでも書いてある描写とか入れればよかったのに。
 一方3人はこんな事態を予想して郊外に食料や武器を貯蔵していたじいさんの小屋にたどり着きますがドラマーのオッサンがゾンビを発症しシンシアを残して3人とも死にます。おっぱいに生きおっぱいに死んだ女シャロンは予告編でハブられています。ぜひとも本編でその生きざまそして死にざまを見ていただきたい。というかこの映画一番の見どころだと思うんですけど。 
 じいさんから情報となんかごっつい銃を託されたシンシアは伝説のナイフ(仮)を手に入れたエミリーと合流し隕石の落下地点にカチコミをかけます。
 おそらく1000年前人類を救ったであろう伝説のナイフとゾンビを撃退するために選ばれた銃のコンビの前で無双されるゾンビたちそしてエミリーの捨て身の攻撃を受けて隕石は消滅、ゾンビ光も無くなり世界に平和が戻ったのでした。
 ラストシーンで地球から離れた宇宙空間に次の彗星が映りつつ用意はできてる、かかってこいみたいなナレーションが流れて終わるんだけども・・・続編は無理だと思うよ?