観た映画の感想を書いたりしてみる、その64:バタリアン4

ネタバレあり RETURN OF THE LIVING DEAD:NECROPOLIS
  https://filmarks.com/movies/5042

 今回はバタリアンの4作目「バタリアン4」3作目だけナンバリングでなくリターンズと邦題が付いてるが原題はここからナンバリングではなくなりますね。(もはやどうでもいい)
 さて今回のバタリアン4ですが、正直あまり面白くなかったですね。なんか前作から13年ぶりの続編だったということだが制作する前に前作までを見直そうぜ?
 まずアメリカ陸軍のゾンビ薬トライオキシンだが、全部廃棄したはずなのになぜかロシアのチェルノブイリにあります。何でアメリカ軍のトップシークレットがしれっとロシアに有るんだよ! でこのゾンビ薬をアメリカの暗黒メガコーポ、ハイブラ・テック社が買付に来ます。で漏れてた薬を触っちゃったロシア人がゾンビになるんだけど前作まではゾンビになるまで結構時間かかってたのに、数分でのーみそーと鳴くだけのゾンビになって襲い掛かってきます。高濃度放射線チェルノブイリで常温長期保存で変質したのか全く前作までのゾンビとは違う劣化ゾンビです。
 ところ変わってアメリカ。高校生グループの一人ジークがモトクロスバイクでジャンプの練習中事故で病院に緊急搬送されます。ところがお見舞いに行くとジークはもう死んだとのこと。ところがハイブラ・テック社でバイト中のメンバーの一人ケイティがジークがウチの会社に搬送されたのを見たと言い出します。
 これは死んだことにしたジークで人体実験でもしてるに違いないと言うことで、友達を救い出すためハイブラ・テック社に忍び込むことにした高校生チーム、で、やっぱりしてたよゾンビ薬研究。警備システムが故障して解き放たれるゾンビたち。高校生たちは会社のビル内にあった武器部門にあったゴッツイ銃をパクって戦うぞ。
 うーん。ゾンビ映画としてはそんなに悪くないストーリーだと思うんだけど、今まで他のゾンビ映画と比べて特異な存在だったバタリアンゾンビがそこらのゾンビ映画のゾンビと変わらない没個性ゾンビになり果てています。ノロノロ動くの~みそ~と鳴くだけのゾンビとか脅威ではあるだろうけど前作までの走ったり考えたり喋ったりするバタリアンゾンビに比べると恐ろしさを感じないよ。
 唯一終盤に出てくるジークゾンビだけは喋りますがそれならミミゾンビにもセリフくらい用意してやってよ!
 前作までのバタリアンが面白かったという理由で見ると肩透かし食らう感じなので注意、と言うかもうバタリアンじゃないゾンビ映画として楽しみましょう。